活動方針その2-非正規労働者・未組織労働者・若者支援と参加の促進

1.「職場から始めよう運動」のさらなる展開
 「職場から始めよう運動」をさらに展開していくため、構成組織との連携を強め、処遇改善の促進と同時に同じ職場で働く非正規労働者の組織化に取り組む。
 
 
2.地域における「なんでも労働相談ダイヤル」の基盤強化と社会運動の展開
(1)連合山形と地域協議会の「なんでも労働相談ダイヤル」については、認知度を向上させていくため、社会への情報発信や広報活動の強化、自治体との連携等を行なう。
 同時に労働相談機能を強化するため、集中相談時に構成組織・地域協議会へ積極的な参加を呼び掛けていく。
 
(2)相談への対応にあたっては、労働者が抱える問題が多様化していることから、相談内容によっては、顧問弁護士と連携し、相談者の利益を優先に問題解決を図る。
 
(3)寄せられた労働相談を契機に、指導・助言にとどめず、労働組合の結成と個人加盟労働組合「れんごう山形ユニオン」への加入につなげる。
 
 
3.若者の雇用・就労環境の改善に向けた取り組みの推進
(1)「働くことを軸とする安心社会」に向けて、山形大学人文学部への「連合寄付講座」を通じて、職場の現状と働くうえでの課題と連合山形の取り組みを共有するとともに、若者との交流を深める。
 
(2)労働力人口が減少する中、若年者の労働力が県外に流失し企業活動に深刻な影響を及ぼしている実態にあることから、地域活性化の取り組みと連動し、問題認識をもって政策確立に取り組み、行政や経営者団体等に政策提言を行なっていく。
 
 
4.非正規労働問題に関する情報発信・世論喚起・ネットワークづくり
(1)非正規労働者の問題や、安心して働くことができる職場環境整備と処遇改善の取り組みは、「2017春季生活闘争」の時期を捉え、世論喚起に向けた街頭宣伝を行なう。
 また、さまざまな機会を通じて情報発信を行ない、広く社会にアピールしていく。
 
(2)非正規労働者を対象としたシンポジウムや交流会等を企画し、ネットワークづくりを行なう。

  
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