Ⅱ.第3次男女平等アクションプラン

第2次計画の評価と課題を踏まえ、つぎの取り組みを行ないます。

1.取り組みについて

1).取り組み期間は、2007年11月(第20回定期大会)~2013年11月まで(第26回定期大会まで)の6年間とする。


 
2).連合山形「第3次男女平等アクションプラン」については、男女平等行動委員会の中で進捗状況を点検し、プランの推進が図られるよう具体的な取り組みづくりを進めていくこととする。

  1. アクションプランのフォローアップを2年ごとに点検し、進捗状況については、執行委員会などで公表する。また、必要があれば行動計画を見直すこととする。

3).ワーク・ライフ・バランスを意識し、組合活動のスタイルを見直していく。

  1. 労働組合の活動時間帯、活動のあり方の転換を図る。
  2. 労働組合役員が自らの生活と組合活動や仕事の調和を率先して実現し、誰もが仕事と生活の調和を図ることを目指す。

2.具体的な女性の参画目標

1).連合山形としての取り組み

  1. 運動方針で明記
    a.…男女平等参画に関して運動方針の中で明記する。
  2. 執行機関への参画促進
    a.…女性執行委員を現状より増やす。
    b.…当面、3名にすることを目指し、女性組合員比率の半分を選出する条件づくりを進める。
    c.…執行委員選出で、2名選出している構成組織は、1名を女性執行委員とするなど、連合山形規約の改正についても検討する。
  3. 大会等決議機関への参画促進
    a.…大会で、複数の代議員の割り当て構成組織には、女性代議員の目標数を示し、女性代議員の出席比率を高める取り組みを進める。目標数については、男女平等行動委員会で毎年定め、執行委員会の承認を受けることとする。
    b.…大会議長や大会役員に女性を選出するよう取り組む。
    c.…地方委員会についても大会代議員、大会役員に準じた考え方で取り組む。
  4. 各種委員会への参画促進
    a.…執行委員会のもとに設置されている課題別委員会などの女性委員の比率を高める。
    b.…特に非専従の女性委員については、その役割を十分果たせるよう構成組織に環境整備を要請する。
  5. 審議会等への参画促進
    a.…可能な限り全ての審議会へ女性を含め推薦し、男性のみ推薦の審議会を交替時になくす。
    b.…女性委員がその役割を十分担えるようオリエンテーションの実施や担当者との連携を強める対策を講じる。
    c.…各種委員会への女性参画促進と同様、特に非専従の女性委員については、その役割を十分果たせるよう構成組織に環境整備を要請する。
  6. 教育活動・交流の強化
    研修会は、2つのテーマに分けて行なうこととする。一つは、男女を対象とした「男女平等の考え方」を学ぶためのものとし、もう一つは、女性の問題を女性自身が確認し、力量を高め女性リーダーを育成するものとする。
    a.…男女共生集会の開催
    b.…女性リーダー研修会の開催
    c.…青年層の交流集会の開催
    d.…連合本部・東北ブロックが行なう研修会などへの積極的な参加者の派遣。
    e.…対外的なもので趣旨に賛同できる会議・視察・交流・研修などへの積極的な参加者の派遣。
  7. 啓発活動の強化
    a.…連合山形(女性委員会、青年委員会を含む)が発刊する機関紙に男女平等の課題や取り組みなどを積極的に掲載する。
    b.…男女平等の意識啓発を促すパンフレットやリーフレットを配布する。
  8. 地域協議会の取り組み
    a.…女性委員会が未結成の地協は結成を急ぐ。
    b.…地協役員に女性がいない地協は1名を選出し、1名選出している地協は複数化をはかる。
    c.…女性のリーダー研修・交流会の開催や男女平等を考える研修会を開催する。

2).構成組織・加盟組織としての取り組み

  1. 運動方針で明記
    a.…男女平等参画に関して運動方針の中で明記する。
  2. 執行機関への参画促進
    職場委員、分会・支部役員への女性選出を積極的に行なう。 (女性の三役配置についても努力する。)
    a.…女性執行委員がゼロの組織は早急に1名選出し、複数選出の条件づくりを進める。(なお、女性執行委員の選出が困難な組織は、女性特別執行委員の枠をつくるなど対策を講じる。)
    b.…女性執行委員を1名選出している組織は複数選出する努力をし、女性組合員比率の半分を選出する条件づくりを進める。
    c.…女性執行委員を複数選出している組織は、女性組合員比率の半分まで選出する努力をし、女性組合員比率まで選出する条件づくりを進める。
    d.…女性執行委員を女性組合員比率の半分まで選出している組織は、女性組合員比率まで選出する努力をする。
  3. 大会等決議機関への参画促進
    a.…大会代議員制としている組織については、女性代議員の目標を定める。また、大会の雰囲気になれることや育成の観点から、女性の傍聴者を増やす努力をする。
    b.…全員大会ならびに代議員制でも女性代議員が複数いる場合などは、大会議長や大会役員に女性を選出するよう取り組む。
    c.…大会以外の決議機関についても大会代議員、大会役員に準じた考え方で取り組む。
  4. 各種委員会への参画促進
    連合山形や地域協議会から女性委員選出の要請があった場合は、可能な限り要請に応えることとし、特に非専従の委員については、その役割を十分果たせるよう労使で環境整備を行なう。
  5. 審議会等への参画促進
    各種委員会への参画促進同様、連合山形や地域協議会から女性委員選出の要請があった場合は、可能な限り要請に応えることとし、特に非専従の委員については、その役割を十分果たせるよう労使で環境整備を行なう。
  6. 女性活動組織の設置と男女平等参画計画の策定
    a.…執行委員会のもとに女性の意欲を延ばし女性パワーを結集する「女性活動組織」を設置する。
    b.…「青年女性委員会(部)」として活動専門委員会(部)を設置し、実際の活動を女性と青年活動に分けている場合は、女性活動を強化する観点から、青年委員会(部)と分離し、独立組織としていくことを検討する。
    c.…女性活動組織を廃止した組織は、方針決定の企画、立案、実践のすべての分野において、女性がきちんと参画できる仕組み・運営を確保することとし、連合山形や地域協議会の女性委員会に対応できる体制を構築する。
    d.…また、可能な限り三役のリーダーシップで、執行委員会のもとに男女を構成員とした男女平等参画を推進する委員会などを設置し、男女平等参画計画をつくる。
    e.…なお、男女平等参画を推進する委員会は、計画の進捗状況を点検し、フォローアップを行う。
    f.…これら委員会(部)を活用し、女性組合員が組合活動をより身近に感じ、活動の必要性への理解と主体的な取り組みへの意欲を高める活動を展開する。
  7. 教育活動の強化
    a.…「新人執行委員セミナー」「中堅執行委員セミナー」などを開催し、男女平等の考え方を学ぶ機会をつくる。
    b.…女性リーダー育成を目的とした研修を実施する。
  8. 啓発活動の強化
    a.…あらゆる機会をとらえ、機関紙へ男女平等課題を積極的に掲載する。
    b.…組合員の意識調査を実施するなど、男女平等参画に対し関心を持たせる活動を展開する。
  
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