「第33回地方委員会」を開催しました。

第33回地方委員会」を開催

 6月4日(水)大手門パルズにおいて連合山形第33回地方委員会が開催されました。

 冒頭大泉会長のあいさつでは、「①2014春闘中間とりまとめと2015春闘への取り組みへの課題 ②労働者保護ルール改悪阻止への取り組み ③1,000万人連合実現のための成果ある取り組み ④第18回統一自治体選挙への積極的な候補者擁立への取り組み」について述べられました。(詳細は下記参照)

 続いて、森事務局長より、昨年11月の第26回定期大会以降の活動報告と、2014年度下期の活動方針について議案説明がなされ、3名の代議員より質問・意見がだされました。提案内容については確認・決定されました。

 役員の補充選出では、髙橋昭弘執行委員(県教組)が退任され、逸見研執行委員(県教組)が新任されました。

 特別決議では、「2014春闘の運等展開、労働者保護ルール改悪阻止への取り組み、3.11東日本大震災被災地復興・再生への取り組み、第18回統一自治体選挙での候補者全員の当選、1,000万人連合の実現」を組合員一人ひとりの力を結集し、「働くことを軸とする安心社会」実現に向け団結して取り組むことを確認しました。

 また、新たに北西村山地域協議会 事務局長に就任された、水澤孝秀さん、連合山形福祉対策部長に就任された、鈴木正弘さんが紹介されました。

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逸見さん

逸見執行委員会

水澤さん

水澤 北西村山地域協議会 事務局長

鈴木さん

鈴木 連合山形福祉対策部長

大泉会長

 
大泉会長あいさつ
ご苦労様です。
 昨年11月の定期大会以降、2014春季生活闘争、労働者保護ルール改悪阻止闘争、組織拡大の取組み、これら三つを最重点課題として取り組んできました。この間全力で取り組まれてきた構成組織の皆さん、地方委員会に参加されたすべての仲間の皆さんに敬意と感謝を申し上げます。
さて、第一に、2014春闘の取組み、中間とりまとめについてであります。
 直近の連合集計では6161円、2.14%の賃上げとなっており、前年より1,103円、0.37ポイント増えています。約1,000円がベースアップ分であり、ベースアップにこだわった成果があったと思います。

 しかし、300人未満では、4,494円、1.86%となっています。連合山形集計では3,990円、1.57%という結果であり、中小においても昨年よりいい結果が出ているものの、物価上昇や消費増税に追いつくものとはなっていません。

 連合本部は、賃上げに対する組合員の期待に応える観点から、春闘では賃金問題に集中化を図る観点で検討する、賃金政策・賃金闘争の指針の作成を検討する、2015年春闘に向けた議論を例年より前倒しする等の課題を提起していますので、積極的に議論に参加していきたいと思います。

 第二に、労働者保護ルール改悪断固阻止の取組みです。

 連合は昨年10月に闘争本部を設置し、中央・地方で様々な集会や広報宣伝活動を行ってきました。5月27日には全国一斉に同時刻集会を開催し、初めてインターネット中継を行いました。我々の様々な取組みにも関わらず、依然として安倍政権は改悪を強行しようとしており、一層の世論形成と職場からの怒りが必要です。

 1980年代からの労働基準法改悪はすべて現状追認、つまり法違反の実態を法改正によって違反でなくするというものであり、今回の改悪はブラック企業やブラック職場を容認する法改正となっています。安倍政権が進める改悪を阻止する取組みと構成組織内の不払い残業をなくす取組みの強化が必要です。

 また、全国的に、様々な集会への参加者が同じ人ではないかという指摘がありますので、すそ野を広げる、若い人たちの参加を促すための知恵と工夫が必要だと考えています。

 第三に、1000万人連合実現、組織拡大の具体的成果を挙げる取組みです。

 5月14日に組織拡大員会を開催し、リストアップ名簿を中心に積極的に訪問を行うことを軸とする具体的取り組みの意思統一を図りました。連合全体としては上半期に66,000人の組織拡大となっていますが、連合山形では上半期では組織拡大が全くない状況にあります。もう議論する時期は過ぎました。実践あるのみです。組織拡大は失敗の繰り返しの中で実現していくものですので、とにかく足で稼ぐしかありません。

 危機感を共有化して、連合山形、地域協議会、構成組織が三位一体となり、具体的成果を挙げる取組みをスピードアップしていかなければなりません。ぜひ、構成組織の皆さんのご協力をお願いいたします。

 第四に、来春の統一自治体選挙の候補者擁立を促進する取組みです。

 釈迦に説法だと思いますが、生活と政治は一体のものです。反対意見を徹底して排除し強権的手法で強行する安倍政権、自民党1強の政治情勢を変えなければなりません。吉村県政を支える県議会議員、市町村議員を増やさなければなりません。協力政党である民主党や社民党の勢力拡大が必要です。そのためには、組織内議員の擁立を積極的に行うことが必要です。また、男女平等社会をつくるためには、女性の皆さんの積極的立候補が必要です。

 連合本部は第一次集約を8月、第二次集約を10月としていますので、各構成組織における候補者擁立作業のスピードアップをよろしくお願いします。

 また、連合の政治意識アンケート調査によると、若年層と女性の投票率が低水準にあるという結果が出ていますので、連合山形としても、構成組織としても、日常的に、若年層、女性組合員の参加を意識した取組みを積み重ねる必要があります。

 最後になりますが、地方委員の皆さんの発言で、方針を補強していただきますようにお願い申し上げ、挨拶といたします。よろしくお願いします。

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