2013東北ブロック「男女平等参画推進フォーラム」

6月21日・22日の日程で青森県大鰐温泉「青森ロイヤルホテル」で開催された2013東北ブロック「男女平等参画推進フォーラム」は、東北各県より80名弱の仲間が参加し、男女平等参画について共に学習・意見交換を行う場となりました。
連合山形からは、連合山形男女平等行動委員会・女性委員会・青年委員会のメンバー8名が参加しました。

フォーラムでは、1日目は、連合本部高橋睦子副事務局長により「連合・第4次男女平等参画推進計画」と「仕事と生活における男女のハーモニー(調和)」が提起され、その後、スキップ・ハート パテシェ 関浩司さんによる、「パパっとクッキング~笑顔のレシピ~」パパ(man)&ママ(woman)男女共同参画料理教室が行われました。
2日目は、「女性の参画推進に向けた環境整備について~クォータ制は必然か~」をテーマに、男女平等参画社会推進シンポジウム(パネルディスカッション)が開催され、連合山形より県教組副執行委員長 髙橋昭弘さんパネリストとして参加しました。

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5月の中央執行委員会で決定された「連合第4次男女平等推進計画」の取り組みのひとつであるクオータ制の導入について、パネラーからだされた意見は下記のとおりでした。

  • 文書を出しただけでは、女性が出席してもらえないことが多く、女性には組合役員からの声掛けなど、きめ細やかな対応を求められ、お願いする方も疲労しきっている。
  • 女性が参加しやすい環境づくりとして、企業の管理職の理解(教育を受け職場で講師をすることなど)や家庭でのパートナーの理解など、男女平等のベースづくりと拡大が重要であり、この原点となる活動をしなければクオータ制は実現できない。
  • 男性の場合は「仕事と家庭と」で、女性は「仕事も家庭も」であり、やることが減らないため、組合役員などをやることが大きな負担となる。
  • クオータ制が継続できるよう、組織強化(各年代層の強化)をしなければならない。
  • 男性の働き方を根本的に変えることが必要。
  • 女性が少ない組織では、組合役員になると多くの役目が与えられ、その人に負担が大きくなる。
  • いくら職場で推しても、さまざまな理由で女性の方から断られることが多い。
  • 連合協力議員を活用し、待機児童の解消など育児面や介護面などの政策をもっと訴えてほしい。
  • 各組織においてもよいモデル例などを共有することが必要であり、出来る内容のものから取り組む。
  • 男女のクオータ制だけでなく、年齢のクオータ制も検討してほしい。
  • クオータ制に対しての組合員の理解や、組合役員の負担軽減が必要。

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