「働く女性の労働相談ダイヤル」の実施について

「セクハラ」という言葉が広く社会的に定着した今でも、「性的な冗談を言われて精神的に苦痛」などの相談が依然と寄せられており、また、「妊娠・出産によって就業継続をあきらめなければならない」などの「マタニティーハラスメント」の事例もみられる。
連合山形は、労働者の不安に対して早い段階で適切なアドバイスを行うとともに、企業側に労働諸法令の遵守を広く訴え、働く女性のニーズに対応するために、集中相談日を設けて「働く女性の労働相談ダイヤル」を実施した。

  1. 日 時……5月27日(月)、28日(火)  10:00~19:00
  2. 場 所……連合山形事務所
  3. 対応者……連合山形事務局、アドバイザー、女性委員会役員【渡部勢津子、小松寮子】
  4. 結 果
    相談件数は2日間で、14件あり、賃金関係、有給休暇などの労働時間関係、パワハラなどの差別関係が多かった。育休後賃金が下げられた相談や、妊娠中だが体調がすぐれない時や健診時に休みがもらえないという相談、上司の暴言等によるパワハラの相談があった。
実施期間 6/18~19 労働組合関係 労働契約関係 賃金
関係
労働
時間
雇用
関係
社保
関係
差別等 その他
相談件数
計14件
0件 2件 4件 3件 1件 1件 3件 0件
比率 0% 14.3% 28.6% 21.4% 7.14% 7.14% 21.4% 0%

 

No 性別 雇用形態 分類 相談内容
年齢 業種 回答内容
1 女性 正社員 賃金 育休から復帰したら賃金が15%カットされた。しかし、ハローワークの新規募集には、同じ職種なのにカットされていない金額で出されている。
30代 学習支援業 地協にて面談し、ユニオン対応する。
2 女性 正社員 パワハラ 上司が、営業成績が悪いと、「脳ナシ!」「いつでもクビにしてやる」と怒鳴り散らすなどパワハラで悩んでいる。定年後再雇用になった上司で、東北6県担当なのだが、親密な女性がいる山形ばかりに来て暴言を吐いている。その女性には何も言わない。
30代 サービス業 みんなで話し合い、職場の仲間の総意として本社相談室に文書で出す。雇用均等室、連合への面談相談。

 
20130527

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